お悩み相談室~ユリノキの小部屋~
12月となりました。早いもので今年も終わりに近づこうとしています。
月日が流れるのは、なんとはやいことか。
この一年、いろいろなことがありました。
そして様々なご要望をお受けいたしました。
しかしながら、日常の業務にかまけ、なかなかご対応ならびにお答えをできないことがありました。
そのたびに「いや~多忙で…」と何度、言葉を濁したことか。
正直、暇であっても、適当にごまかしていました。
大変、申し訳ございません。
面倒くさいこともあり、逃げて回ったこともございました。
重ね重ね、大変申し訳ございません。
新しい年を迎えるにあたり、心を入れ替えたいと思います。
そこで当院では新しく相談コーナーを設けることとしました。
早速、以前から問い合わせのあったご相談の3例について、ここでご紹介したいと思いました。
【症例①「来春ちゃん(猫 メス)の飼い主 女性」】
困っていることがあります。
院長先生にぜひ、ご相談にのっていただきたく、お便りいたしました。
悩んでいるのは飼っている猫のことでありません。
上司のことです。
昨年暮れから新しい職場で働きだしました。
職場は動物病院です。
その、少しハゲかけはじめた小太りな上司の男性は、仕事に関してはそれなりに丁寧に教えてくれますが、なにせクセが強く、話しかけると必ずくだらないギャグをちょいちょい入れてきます。しばらくの間は得意の愛想笑いでごまかしてきましたが、これがどうしようもないほどお粗末な出来で耐えられなくなってきました。あんな、ひどいおやじギャグを毎日毎日これでもかというくらい連打で喰らっていると、頭がイカレて、ぼおっとしてきます。
最近では笑うに笑えなくなってきました。
おまけにコロナ禍。気分転換がてらの外出もできず、ストレスが何重にも積み重なり、いよいよ我慢の限界がきたようです。
最近は「もうっ。うるさいなぁ」「バカボンパパ、だまれ」と言ってしまうことも…。
するとギャグ上司はしりとりで返してくるので、またまた困惑してしまいます。
例えば「うるさいな」なら「なんと失敬な納豆…。次はウだぞ」
そういって、次の反応を待つかのように私の顔をじっと見つめてきます。
「だまれ」なら「れきません(できません)。あっ、負けた!」と言って何が面白いのか、一人はしゃいでいます。
いちいちしりとりにこたえていると、さらに連打が続いてくるので、ほんま、めんどくさくて困っております。
こういう相手にどう振舞えばよいでしょうか。
(回答)
大変ですね。
お気持ちお察しします。
あきらめてください。
【症例②】「リクちゃん(柴 メス)の飼い主 女性」
この職場で働き始めて長くなります。はじめのうちはスタッフは私だけ。ここのダメ上司とはしばらく一対一で仕事をしていました。
ほんまに曲者で、ギャグだけではなく、いたずらも仕掛けてくるので時々、本気で蹴飛ばしたくなります。
この前は、トイレの掃除をしていたら、あいつに外から閉じ込められました。
こちらはドアが壊れたと思って、必死で中から助けを求めて叫んでいるのに…。
私がキングオブレスラーの力動山だったら、間違いなくあいつの顔面に空手チョップを三千回くらい入れていると思います。
まあ、いたいけな女性なのでそんな野暮なことはしませんが…。
とにかく、めんどくさい相手です。
帰るときには「お疲れさま」だけではすみません。
毎日毎日、かならず余計な言葉を付け加えてきます。
たとえば「酔っ払いに絡むなよ」とか「電車を轢くなよ」とか「疲れたからといってのイナロクの真ん中で寝るなよ」とか。
夏場には「電信柱に抱き付いてセミの鳴き真似をせんように」と言われました。
そんなこと、私のような素敵な女性がすると思いますか?
するかっ!
ボケー!
ほんま、このアホ、首にチェーン巻きつけ、自転車で商店街を引きずり倒したろっか。
ったく…。
世間でいう、めんどくさいダメ上司とはこの人のためにある言葉ではないか。
最近ではそう確信するようになってきました。
(回答)
そうですか。
確信なされましたか…。
お気の毒です。
【症例③「こっちゃん(トイプードル メス)の飼い主 女性】
先生~、なんで「ゆりの木動物病院」って名付けたん?
(回答)
秋のことでした。
服部緑地のコスモス畑がとてもきれいでした。
気分が高揚し、うつくしい花畑の周りを「うひゃひゃ」とスキップしていました。
すると、突然、稲妻に打たれたかのように思いついたのです。
すなわち適当です。
以上、今後もこのような回答でよろしければ、なんでもご相談くださ~いっ\( 'ω')/。
2020年12月02日 20:39