ゆりの木動物病院|阪急庄内駅すぐ近く|大阪府豊中市

阪急宝塚線・庄内駅3分、犬・猫を診る動物病院です。

お目よごしですが・・・。

春うらら。

春である。
ほんの少し前にモクレンの花が散り始め、ユキヤナギの可憐な白い小花が鈴なりに咲き乱れはじめたと思っていたら、もう桜が満開。
樹々の新緑だって勢いよく芽吹き始めた。
もはや本当に春である。
でも、今年は閉塞したような疲弊したような空気がじんわりと漂っている気がする。
それでもなあ。
マスク姿で歩いていても、やはり春の明るさとあたたかさには自然と心が踊る。
どんなに閉塞していても、我が心さえ晴れやかに保てば、春はやはり気持ちがよくてとてもさわやかな季節なんだと思う。
で、そう。
だいぶ前から。
春になったら、と思っていた。
今年こそは、と思っていた。
出過ぎたおなかをひっこめたい。腰痛だってやわらげたい。
まばゆいばかりの日差しの中で、大地を走り、時には跳ね、宙を舞いたい。
そして腹筋をばきばきに鍛え、ライザップなんて言わず、あわよくば五輪代表を狙ってみよう。
だって目標は大きく持った方がいいから。
人間、できないことなんてなにもない。
って長友さんや本田さんが言っていた。
でもねぇ、あ~ら残念。
だって今年はウィルスがねえ。
外出さえ控えた方がよろしそうで。
ほんと~にざ~んねん。
そうはいってもなぁ。
何もしないのもいやだしなぁ。
やっぱり春だから、独りひそかに何かを始めよう。
気持ちが閉塞するのはいやだし。
とういうことで、とりあえず、先日の昼時間を利用しての病院の片隅。
前から気になっていた太極拳を始めてみた。
錆びついた身体にストレッチ効果もあって、とても良さそうな気がしていた。
でも、習ったことはない。
とりあえず自己流でいこう。
なんだっていい。
何事も始めることが大事なんだから。
人の目なんて気にせず、年齢なんて気にせず、恥ずかしいと思わずに。
そう。続けることが何よりも大事なんだ。
そしていずれ、あの香港の映画スターのように拳法マスターになろう。
あんな風に、優雅に、可憐に、蝶のごとく舞いながら、見えない敵をやっつけよう。
そう念じて息を大きく吐いてみる。
手足の先まで神経をいきわたらせ、流れるようにゆっくりと動く。
体を前にだし、えいっと両手をしならせる。
そのまま一本足になって、左腕を上に、そして右手拳を前へ突き出し、どりゃ。
結構きつい。だんだんと汗がにじむ。
でも、動ける。こんなおっさんでも。
なかなか俺もやるじゃないか。
そう、人間なんだってできるんだ。
ここで、そろそろ本気を出してみよう。
あの超人的な必殺技。成龍拳を繰り出してみるか。
おりゃ。続けてこれはどうだ。どりゃ。
お次は酔拳。
だって私は可憐な酔っ払い。
頬を真っ赤に染め、ぐねぐねと千鳥足で宙を舞ってあげる。
そのまま相手の喉仏めがけて拳をあちょー。
ほとばしる汗。
水滴が頬を伝う。つながっていく。
汗は小さな流れとして大地を伝い、みるみると水田を潤していき、目の前の敵までをぐぼぐぼと飲み込む。
そのまま大河となれ。敵とくんずほぐれつとなってあの大海まで流れつづけろ。
そうだ、宙を舞え!! 跳ねろ!! 声を出せ!! 
もう気づいているだろう。
お前が何者なのか。
そう。
お前の名はジャッキー。
またの名をチェーン。
危ないチェーン! よけろチェーン!! 
チェーン カァームバァ~ック!!
あちょー。
気づくとスタッフたちがいぶかしそう・・・。
冷え冷えと、醒めた四つの瞳が、じぃ~っと私を見ている。
ツンドラ「この人、大丈夫かしら」
温暖  「春は少し気がふれた人が出るから」
ツンドラ「そうね。最近このテの男の人多いし」
温暖  「だってこの人、前からその気があったでしょ」
ツンドラ「そうそう。あったあった」
幻聴でしょうか。
いいえ、違います。
彼女たちの視線がすべてを物語っています。
無言の二人の会話がびしばしと冷たい瞳の奥から聞こえてくるのです。
なんとも言えないこの思いはなんでしょう。
心の中で恥ずかしさと情けなさが混ざり合っています。
年甲斐もないとはこういうことなのでしょうか。
はい、そうです。
人間、なんでもできるなんて、人によっては迷言。
やがて私の奥底から悲しみがふつふつと湧きたってきて。
この思いを誰かに伝えることができるなら・・・。
人は、場所と時期を考えて、行動をすべきものだと伝えたい。
それが春というもの。なぜって、あなた、おかしな人って思われたくないでしょ。
だって春はうららなんだから。
人生はうららなんだから。
あのきれいな宝塚の女性は怜美うらら。
あの山本リンダさんだってさえ、うらら、うららぁ、うらららぁっと言っていた。
そのまま続けて「うらうらでぇ~」と言っていた。
確かにそう言っていた。
言っていた・・・。
言っていた・・・・。
言っていた・・・・・。
 
2020年04月01日 13:00

三年目の決意表明!! いざ病院名称変更へ!

今月20日をもちまして、当院も三年目を迎えることができました。
皆様方のおかげだとつくづく感謝の念にたえません。
今後とも、当院におきましては、開業時の新鮮な気持ちを維持したまま、さらなる努力を続けていきたいと思います。
そこで心新たに、動物病院名を「ゆりの木動物病院」から「チャウチャウ動物病院」へ変更していこうかと考えております。
心機一転のこの決意に関し、病院内でもスタッフとたくさんの議論を重ねました。
私   「心機一転、チャウチャウ動物病院へ変えようと思う」
ツンドラ「あかんやろ」
温暖  「あかんと思います」
私   「チャウチャウええやん」
ツンドラ「チャウチャウって。私、前から思ってたけどな。あんた、ほんまあほちゃうか」
温暖  「ほんまのあほちゃうかぁ~」
私   「ちゃうちゃう。俺、あほちゃうちゃう」
二人  「なら、なおさらチャウチャウあかんて。チャウチャウちゃうちゃう」
私   「なんでぇ~や。チャウチャウ最高やん!」
二人  「ちゃうちゃう。チャウチャウほんまちゃうちゃう!」
私   「いやや、チャウチャウやないといやや! な、チャウチャウにしよやっ」
二人  「そんなちゃうちゃう!チャウチャウちゃうって!!」
私   「チャウチャウっ!」
二人  「チャウチャウちゃうちゃう!チャウチャウチャウチャウって、あんたほんまのあほちゃう、ちゃうかぁ~!」
このような白熱の、喧々諤々とした、よくある落語的な激しい議論が私の脳内で6時間ほど交わさた挙句、結局満場一致で現状維持となりました。
とういうことで、地域の皆様方、今後とも現状維持の新生「ゆりの木動物病院」を末永くよろしくお願いいたします。
ちなみに来年もまた、この時期に同じ脳内議論を交わす予定でおります。
何卒、お付き合いのほどを。
2020年03月22日 12:46

おっちゃんと呼ばれて

いわゆる、おっちゃんと呼ばれ始めて、月日がだいぶ経つ。
犬の散歩中、小さな子供たちに「おじさ~ん」と言われるのは悪い気はしない・・・。
でもね、でもね。
だいぶ前、夜中、仕事から自転車で帰宅途中、警察の方に「そこのおじさん、止まりなさい」と停められた。
これで二回目だ。
相当、怪しく映るのだろうか。
そのころ、刑務所から脱走した大胆不敵な方が、盗んだバイクや自転車で大阪からあっちへこっちへ旅行がてら逃げ回っていたから、状況を考えればわからなくもない。
ようは、どこの誰からみても今の私は本当におじさん、ときには怪しく映るおっさんなんだろうな、ということ。
確か、初めて「おじさん」といわれたのは三十代前半のころだったっか。
今の仕事とはまったく関係がないが、ちょっとした縁があって、時間さえ合えば地方の小学生から高校生くらいまでの子供たちと交流し、写真を撮ったり、そこの施設や団体などについて小さな記事を寄せたり。
あの頃、悲しいことに若い女性には見向きもされなかったけれども、子供には抜群の人気があった。
で、そのころのこと。
いつも通り子供たちに囲まれた。
「うわ、このおじさん、字汚ったねえ」
【おじさん?
最初はだれのことかわからなかった。
が、周りを見回してもやはり大人は私だけ。
嫌な予感・・・。
案の定、子供たちは増長していき、束になってどんどん私を誹謗・中傷していく。
「なんだよ、これ」
「おっさん、デジタル写真、下手だなあ」
「うわあ、まじひでえ」
「もっとちゃんと俺たち撮ってよ」
「おっさん、ちゃんとかっこよくだよぉ~」
【おっ、お、お前らっ。俺をおっさんだとぉ~】
あまりにも目障りにまとわりつくので、子供たちをいつものごとく【こらぁ~】とおっかけまわしていた。
でもね。でもね・・。
私も子供のころ、十分ひどかった。
人のことなんて、とてもとても。
おこるなんて、とてもとても。
中学時代のバレーボール部。
へたくそだったが、サーブ練習だけはいつもまじめに練習した。
だって向こう岸の女子バレー部のコート。
ザビエルとあだ名された中年教師の、こちらに背中を向けた、そのさん然と輝く頭頂部が的としてあったから。
何よりもまぶしく光り輝く標的へ。
私は友人と競るように無回転サーブをひたすら打ちまくった。
そして当たったら、目をそらして。
くすくす素知らぬ顔で。
帰りにはジュースをおごりあっちゃったりして。
はたまた高校時代。
海への遠足だったか、課外実習だったか。
ふと見ると、港で、一人たたずむ担任教師が。
哀愁を漂わせた、とても無防備な背中だったので、背後から抜き足、差し足、忍び足で、そぉっと、そぉ~っと近づいて、その背中を思いっきり押して。
案の定、おっさんが海面をバシャバシャあがき、アップアップ。
「お前かっ!」
溺れかかった中年教師がコンクリートにしがみつき、全身ずぶぬれ、奇声を発し、鬼の形相で追いかけてきて。
こちらはげらげら笑いながら必死に逃げて回っていたっけ。
帰りのバス。
びしょぬれのため、先生は運転手から座席に座らしてもらえなかった。
ドア横のステップで、四十代のおっさんがまるで叱られた子供のように立たされたまま。
可哀そうに、ずっと手すりを握っていた。
それが可笑しくて可笑しくて。
またげらげら笑っていたら、相当頭にきたらしい。
バスガイドからマイクを奪い、「お前のことは二度と忘れないぞ。一生、忘れないいぞぉ、ぜぇ~ったい忘れないぞぉ」と延々とぶつぶつ。
恨みつらみをお経のように述べていた。
あの時、木魚があればもっと先生を楽しくしてあげたんだけどなぁ~♪。
それでも、あの人は・・・。
次の日には、普段通りに、まったく何事もなかったかのように接してくれた。
愛すべきおっちゃんだったと思う。
今頃、どうしているのだろう。
あの、他の教師から相当の酒好きといわれた、哀愁漂う小さな教師の背中を時々思い出しながら、私は今も三十代のころと同じことを考えている。
あんな寛大なおっちゃんに、今の私はなれているだろうか。
なれるものならば、と思う。
あんな、気の優しくておもろいおっちゃんになっていたい。
本当にそんなんでいい。
ささやかな望みではあるけれど、それはそれで今の私には本望だ。
 
2020年03月18日 19:58

頭の中がユーリンチ~

♪ユーリンチ~、ユーリンチ~。頭の中がゆーりんち~♪。
先日、診療が終わったとたん、頭の中でこの同じフレーズがこだまし始めた。
お気に入りの定食屋。日替わりメニューが一新し、土曜日はまだ味わったことのない油淋鶏が提供される。
それはそれは。ぜひとも一度食さなければ。
頭の中では、ひたすら♪ゆーりんちー、ゆーりんちー♪。
気持ちを抑えられず、そそくさと病院を後にした。
新型ウィルスのせいか、降り続く雨のせいか、人通りは少ない。
咳払いなど気にせず、安心して食べられるかも。
でも、近づくと店の扉横には「本日休業」の四文字。扉には張り紙が・・・
【え~っ】
いよいよ、ここにも新型ウィルスの影響が・・・。
お気に入りの店なので、いたく残念に思いながら、扉の白紙を読むと・・・。
「店主、ぎっくり腰のため、お休みいたします」
もうっ!
まぎらわしいたらありゃしない。
焦っちゃって大損をしてしまった。
でも、その痛みとてもよく分かります。
店主、どうかご自愛ください。
そう天に祈った雨の土曜日でした。

 
2020年03月15日 11:50

激動の時代を生きる・・・

私が淹れるコーヒーは絶望的にまずい。
職場に来て、朝の一準備が終わるとほぼほぼ必ずコーヒーを飲むが、それがほぼほぼ必ずまずい。
いつも「まずい。まずい」とぶつくさ言いながら飲むので、スタッフが呆れたように「ちゃんと分量を量って淹れたらどうですか」とアドバイスをくれるが、違う、違うんだよ。そうじゃないんだ、ツンドラよ。
これは考え方さ。マニュアル通りに生きてはいけない、っていうさ。
な~ぁんちゃって、なぁんちゃって。
単にスプーンで量る手間がめんどくさいだけ。屁理屈をつけ、めんどうだからどうしても目分量を押し通してしまっているだけ。
だからどうしても今まで奇跡的にうまい一杯に出会えたことは記憶にほとんどない。
このまえの日曜日。
入院なし。たまにはおいしいコーヒーでも飲むか。
マスクをしての散歩がてら、通りすがりの近場の喫茶店を窓から覗いてみた。
新型ウィルスのせいか、人が少ない。
入るとやっぱりとても静かだった。
コーヒーを頼み、啜る。
うまい。
喫茶店の、とりわけ静かな空間で飲むコーヒーはやはりうまい。
少し感涙しながら、時代考察を含んだ硬派な記事を読んでいた。
うむむ。
確かにすごい時代だ。自動車業界は100年に一度の変革期を迎え、AIは人間知能を凌駕するどころかさらにどんどん発展している。
プラスチックごみや温暖化などの環境問題。
地球にやさしいエコカーやらエコグッズ、エコ、エコとたくさん関連商品が出始めたと思いきや、今度は人に優しいぺこぱが出現。
視点を変えれば、国同士がちょっとばかし言い合いをし、アメリカでは民主党選挙戦が盛り上がり。トランプさんは意気盛んで・・・。
で、そんな背後からひたひたと新型コロナが忍び寄ってきたかと思っていたら、瞬く間のうちに世界を席巻して、株価まで連動してブラックマンデー以来の急落をし・・・。
さらにはさらには・・・。
あれ・・・?。
何かがおかしい。
静かに読書に耽っていた我が身に、背後からにぎやかな声がひたひたと忍びよってきた。
観葉植物を挟んだ、すぐ背後のブース。
元気な貴婦人方の声がそこで。
仲の良いグループそう。
本当にとても楽しそう。
話がどんどん弾んでいく。
「で、で」
「そうなんよ」
「えー、うそやろ」
【え~って、な、なに。ちょっと・・・】
にぎやかな声。
どうしても耳が、意識が・・・そちらへ行く私の心が・・・。
話題は近所の話から始まったはず。
それがどういう展開か、エリカ様からえりかちゃんへ、そのままスカーレットの恵梨香さんへと話題が飛んだと思ったら、ゆうこりんを経由し、落語さんの元アイドル妻へ見事に着地。さらにさらにはマーシーからマッキー逮捕まで話がどんどんどんどん飛んでいく。
「次は誰やろ」「あの人ちゃう?」「うそぉ~」「やってるってう・わ・さ」「え~っ!!」
【嘘っ、あ、あの人が・・・!!】
休日の静かなコーヒータイムが脆くも消えた。
コーヒーはとっくに冷えている。
ちょっとばかし、もうまずい。
我がコーヒーに似てきたかも・・・。
手元の文章に目を落とす。
【激動の時代を生き抜くには・・・
うむ。
うむうむ。
考えることはやはり多々ある。
で、でも・・・。ま、まだ、まだ大丈夫・・なのかもしれない。
こんなあほな私も、そして背後の楽しそうな三人の貴婦人方も・・・。
いまのところではあるが、いわゆる激動のこの時代を、たぶん、まだ安穏と、十分目を輝かせて楽しんではいる。
いろいろと大変ではあるけれど・・・。
ありがたや。ありがたや。
そう思おう。
先日は、そう考えた日曜の午後でした。
 
2020年03月10日 19:34

素敵なスタッフの紹介

当院には非常に気の利くスタッフが二名いてくれています。
二人には日々感謝しかありません。
飼い主さんたちの受けもよく、いつもわんちゃん猫ちゃんたちに親身になって尽くしてくれます。
私にはまったく尽くしてくれません。が、それでもそれでも二人には本当に感謝しかありません。
ここで日々の感謝の意を表して、当院の大事で貴重なスタッフお二人をご紹介したいと思います。
どちらがどちらとわかると、個人情報が取りざたされる時代ではありますし、彼女たちにもたいへん失礼なので、
ここでは「LLさん」と「XSさん」と略して書かしてもらいます。
で、2Lさん。彼女は、開院間もないころから勤務してくれている、非常にありがたき存在です。
長い間、二人での業務が続いたので私とはほぼあうんの呼吸。
時には飼い主さんの前でも本音で言い合っています。礼儀も尊厳もくそもあったものではありません。
で、飼い主さんから「面白いわね、この二人」と笑われることが多いです。
中には真剣に「親子ですか?」とか「もしかして夫婦ですか?」と聞かれる方がいます。
そんな時、彼女は全力でこう言います。
「絶対に違います。まったくもって、ぜ~っったいに!!」
大変悲しく残念なことではありますが、私と同類にみられることが相当いやなようであります。
どうせ全力になるのなら、温暖化が進む地球環境みたいな問題に真剣に取り組めばいいのに・・・。
そんな彼女の活動地域は主に検査室から診察室、手術室まで。受付にも出没します。
性格は自称ツンドラ気候。
本当に冷酷なまでに冷たい、ときが結構、まぁ、ままですが、本当にあります。
非常にまれですが、温かいときは年2回ほど・・・。
でも、くだらない冗談でもひとたびいえば・・・。
さめざめとした二つの瞳が私をじっと見つめてきます。
「今のだじゃれは本当に必要ですか」
ああ。
ああ。
今日も冷たい。
こんな私にも、あの失言大臣のような図太い根性があれば、余裕で居直るのでありますが、なぜか彼女の冷酷な瞳の前ではそれができません。
そう。あまりの寒さに背筋がいつもぴしっ。
凍りついていき、最後は結局、アナ雪のごとく、♪~Into the unknown~♪
ですので、ど暑い真夏にはいっしょにいるのが最適かもしれません。
今日も私は、おさるの次郎ちゃんばりに薬台に手をついて反省を続け・・・。
で、お次。
XSさん。2Lさんごとく、性格を気候で表現すれば、地中海性気候か、偏西風を伴う西岸海洋性気候。
非常に温暖な感じの方であります。整理整頓が得意で、非常に気が利きます。見た目もとても感じのよい方です。
主な生息地域は受付から薬局。最近は診察室や手術室までテリトリーを広げつつあります。
そのXSさんですが、何か一つ欠点を上げるとすれば、帰宅時、忘れ物をすること。
もしかして少しばかり無添加無着色のナチュラル素材が含有されているのかな、と心配してたら、や~っぱり。
連続でノートや小物を忘れていくではあ~りませんか。
あまりにも忘れ物をして帰られるので、指摘しないのも立場上悪いと思い、私と、彼女にはたいへん親切なツンドラさんで今日も帰り際にこう言ってあげます。
「ハンドル忘れていってない?」「サドルは?」「タイヤはついてる?」「靴はいた?」
で、日々、こんな忠告をしていたら、「もうっ!。そんなもの忘れるはずがないじゃないですかっ!」と最近言い返されるようになってきました。
よほど私たちに忘れ物忠告されるのが腹立たしくなってきたようです。
先日のこと。帰宅前、スタッフルームの手前でじっと考え込んでいる彼女がいました。
「どうしたの?」
「また忘れ物をしたのではないかと思って、先生に言われる前にいま考えているところです・・・」
【なぁぁんだ、そんなことか】
なんと。いたいけすぎて、かわいすぎて。
思わずため息がでてきそうです。
親切な私。いいですよ、お教えいたしましょう・・・。
「たましいちゃうか」
彼女は一瞬、きょとんとした顔をした後、「た、た、魂ぃい!」とすっとんきょんきょんな声を上げ、私を見ました。
彼女のあんな目、初めてみました。
「もうっ。本当に!! 失礼すぎますぅぅ!」
ドアを開けるなり、ぷりぷりぷんぷんして帰っていかれました。
どうやら私はまたやらかしてしまったようです。
なんというごめんなさい。
昨日も今日も、せっかくなので明日の分まで深く反省しておきます
かの偉大な歴史上の人物の言葉を借り、ここで真摯に謝罪いたします。
【Gomennee~、Gomennnee~、Gomenneeeeeee!!】(by Yuujikouji)

 
2020年02月28日 19:00

探偵ゆりの木スクープ 小ネタ集①

当院には毎回、面白い小ネタを持参して来院される方が結構いらっしゃる。
そのたびに私たちスタッフは存分に楽してもらうのだが、タラちゃんのお母さんもその一人。
うむ。タラちゃんのお母さんって?
先に断っておきますが、お魚くわえたドラ猫をはだしで追っかける方ではありません。
でも、気さくで面白いところはかなり似ている気がします。
おっちょこちょいかどうかまでは知りません。
で、こちらのタラちゃんお母さん。
いつも
「先生、今日も面白いの仕込んできたわよ」
といわんばかりに後からじゅわっと来る面白い小ネタを持ってきてくれます。
だから、我々スタッフはお母さんが来院するのを楽しみにしています。
で、今回ご紹介するのはその一つ。
某スーパーでの出来事。
ある日、お母さんは店員さんに尋ねました。
「ねぇ、片栗粉はどこにおいてあるの?」
その店員さんは一瞬、きょとん。
しばらくして合点がいったのか「ああ、あれですか。ついてきてください」と先をすたすたと歩き始めたそうです。
この時点で、私たちはすでにニヤニヤしています。
「で、なになに」
案の定、
「でさあ、店員さんが案内してくれた先に何があったかわかる?」
私たち三人はいそいそと首を振ります。
「カプリコ」
「???」
「私、仕方ないから、必要もないのにカプリコ購入したわよ」。
いつも山椒のように後からじわじわ。そんな小ネタを今後も紹介していきます。
ちなみにこちらのサザエさんには許可とっておりません・・・。
暇つぶしでお読みになっていられる方々、なるべくあの方にはくれぐれも内密でお願いいたします。
2020年02月27日 20:00

ミルクの魔法

白いマルチーズのミルクちゃん。
当然小さい。初めて来たときは1㎏もなかった。
ミルクちゃんにはいろいろとあった。
ワクチン注射の際には、突然のアレルギー反応。
ぐったりと虚脱後、一昼夜処置をして、治ったと思ったら、家に帰ってからけいれん。
飼い主さんたちは大慌て。お子さんたちは大泣き。私たちはてんやわんや。
結局、そのほんとうの原因が判明し、ようやく安堵したのだが・・・。
以後、とにかく標準体重にたどり着くよう、食べさせて食べさせて。
あれからミルクちゃんはすっかり元気になり、そしてすっかり病院が嫌いになった。
診察台の上にのれば、私と目も合わせてくれない。
耳掃除しよ。いやっ。注射するよ。いやっ。
そういわんばかりに、診察台の上を、一生懸命、右へ左へちょこまかちょこまか逃げ回る。
こちらはこれほどまでにミルクちゃんのことが好きなのに、ミルクちゃんはいやっ。
どうやら私たちの一方的な片思い。
そんなミルクちゃんのマーキング行動が激しくなってきたとのことで、先日去勢手術をした。
結果はさらに嫌われた。
抜糸の際には、さらにもう・・・。
触ろうとすれば、いやっ。『お母さん、抱っこ』とばかりに逃げ回る。
悲しい。
話はまったく変わる。
ミルクちゃん。
この名前の響き。聞くだけで本当に心が癒される。
そして、あらゆる美しい白さを想像させる。
で、ふと思ったのだが、ミルクちゃんを日本名でいえば牛乳ちゃん。
あれ、イメージが違う、なんだかこれは違うぞ。
かわいらしさがかなり減じていく。
で、最近ケロッグで話題の芸人コンビもこの際、牛乳少年と呼んでみよう。
やはりだ。あれほどの爆笑ネタが途端に半減していく気がしないでもない。
なぜだろう。カニとほぼカニはまったく別物で、牛乳とミルクはほぼ同じものなのに。
唱えてみよう。
ミルク。逆さにしたら、クルミ。
なんという言葉の柔和さよ。柔軟すぎる。
ああ、麗しきミルクよ。
その言葉は、あらゆる色をも吸い込んでしまう白。
アタックやボールドでもこれ以上落とせない、けがれのない白。
それがミルクという白い魔法。
いやだ、私、虜かも。
ミルクちゃん・・・。
だから、私をこれ以上嫌わないで。
 
2020年02月07日 19:19

吾輩の点滴とはニャンだ?

ペットの猫ちゃんの数が犬を上回った、と聞いて久しい。
確かに診察に来る猫ちゃんの数が増えてきた。
むろん、高齢猫も増えてくる。
当院でも慢性腎不全の治療をしている猫ちゃんは多い。
猫ちゃんは繊細。ストレスに弱い。だから、スタッフ一同気を遣いながら診療にあたっている。
それでも猫ちゃんが診察台に上がるということは、相当な緊張感。
人間が大勢の前に突然立たせられるくらいのストレスがかかるのではないか、と推測している。
だって途端に心拍が上がり、呼吸が早くなる子も多いから。
そのうえ、点滴で来られる猫ちゃんは、結構な頻度で来院しなければならない。
当然、皮下点滴をするには10分ほど時間がかかるので、その間のストレスも人間には想像できないくらい大変なことだろう。
おうちに帰って、吐いたり、しばらく動かずにじっとしている子もいると聞く。
で、何が言いたいか。
猫ちゃんへの点滴とは、まさに天敵。
このダジャレが言いたいだけで今日は書かせていただきました。
どうもごめんニャちゃい。
2020年02月05日 07:56

我、モウレツ阪神ファン

私は阪神ファンだ。
関西だから当然と言われるかもしれない。
だが、いわゆるところの阪神ファンではない。
だって阪神タイガーズというわけでもなく、オール阪神さんのファンだから。
小学生のころから巨人・阪神の漫才で大笑いしてきた。
巨人さんのふりに、阪神さんの七変化。
とぼけておかしく笑ったり。急に声が変わったり、早口になったり。
表情筋が小刻みに動いているのに、いつも、ころころ、にこにこと豊かな表情が残っている。
今もだ。あのちょこんとした、独特のたたずまい。
小柄な体躯に、ちょこっとぷっくらした感じ。
笑顔と愛嬌は本当に抜群である。
それに引き換え私の顔は・・・。
とほほ。
病院の鏡で見る限り、全然愛嬌がない。
真正面からみれば、高倉健のような渋さ。
角度を変えれば菅原文太。なんとまあ切れ味鋭いシャープなことよ。
この上、ひげでも生やせば、用心棒の三船敏郎のような荒々しい武骨さがあふれだすかも。
いやいや、ここにほくろでもつければ日本中を放浪しつづけた渥美清さんじゃないか。
なあ、さくらよ。おまえもそう思うだろ。
ちょっとほくろを移動させてみようか。
あらま、千昌夫か、ひろし五木か。
ああ、やっぱり渋い。渋すぎる。そしてなんてシャープなんだ。
とても残念でならない。
こんな私に、ほんの少しでも阪神さんのような愛嬌麗しい、素敵な笑顔があれば、人生も豊かになったと思うのに。
だから、つくづく思う。
今度、生まれ変わったら、ぜひキムタクなってみたい。
うそです。
阪神さんがいい。
2020年02月03日 19:59

ゆりの木動物病院

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